サンフランシスコでの乗継時間を観光に活用しよう!

アメリカやカナダへの旅行の際、サンフランシスコで乗り継ぎ(トランジット)することがよくあります。「せっかくだから観光したい!」と思う方も多いのではないでしょうか。
今回は、夜10時サンフランシスコ到着、翌朝11時発の約13時間の乗継時間で、ホテル滞在とゴールデンゲートブリッジなどの観光スポットを満喫した経験をもとに、効率的な観光方法をご紹介します。
特に早朝の静かなサンフランシスコを散策する貴重な体験は、通常の観光では味わえないものです。乗継時間を最大限に活用するためのポイントを押さえて、充実した時間を過ごしましょう。
乗継観光の流れとスケジュール
実際に行った13時間乗継スケジュール

■1日目(夜)
- 22:00 サンフランシスコ国際空港到着
- 22:30 入国審査・手荷物受け取り
- 23:15 BART(電車)でダウンタウンへ移動
- 23:45 Powell駅近くのホテルにチェックイン
- 24:00 近くのコンビニで朝食用の軽食購入・就寝
■2日目(早朝〜午前)
- 05:00 起床・観光開始
- 05:15 チャイナタウン・Dragon Gate
- 05:30 トランスアメリカ・ピラミッド
- 06:00 コイトタワー周辺
- 06:30 聖ペテロパウロ教会
- 07:00 フィッシャーマンズワーフ・スターバックス
- 07:30 バスでゴールデンゲートブリッジへ
- 08:30 ゴールデンゲートブリッジ見学
- 09:00 バスでホテルに戻る
- 09:30 ホテルチェックアウト
- 10:00 BARTで空港へ
- 11:00 出発便の搭乗手続き
入国手続きと注意点

トランジット時の入国審査
アメリカの空港では、たとえ乗継のみの場合でも入国審査を受ける必要があります。サンフランシスコ国際空港では、以下の点に留意しましょう:
- ESTA(電子渡航認証): 事前に取得しておくことが必須です
- 入国審査への回答例:
- 滞在目的:「Transit(乗継)」と答える
- 滞在先:乗継時のホテル名(または「Airport Transit」)
- 次の目的地と出発時間:接続便の情報を答える
入国時に準備しておくもの
- パスポート
- ESTA承認書(プリントアウトか画面表示)
- 接続便の航空券(Eチケット)
- 宿泊するホテルの予約確認書(あれば)
実体験: 夜間の入国だったため比較的スムーズでしたが、時間帯によっては30分以上かかることもあります。少なくとも接続便の2時間前までには空港に戻る計画を立てましょう。
公共交通機関の利用方法

Clipperカード:サンフランシスコ版Suica

サンフランシスコの公共交通機関を利用する際は、Clipperカードがとても便利です。日本のSuicaやPASMOと同様のICカードで、以下の特徴があります:
- バス、BART(高速鉄道)、Muni(市内電車)などほぼすべての交通機関で使用可能
- 現金の取り扱いが不要で安心
- 乗り換え割引が適用される場合もある
Clipperカードの入手方法

- 空港: 国際線ターミナルの自動販売機で購入可能(初期費用$3+チャージ額)
- BART駅: 各駅の自動販売機で購入可能
- Clipperアプリ: スマートフォンの「Clipperアプリ」でも利用可能(初期費用不要)
BARTの利用方法

BART(Bay Area Rapid Transit)は、空港とダウンタウンを結ぶ高速鉄道です。
- 運賃: 空港からダウンタウン(Powell駅)まで約$10
- 所要時間: 約30分
- 運行時間:
- 平日:午前4時頃〜深夜0時頃
- 週末:午前6時頃〜深夜0時頃
便利ポイント: GoogleマップでBARTやバスの位置をリアルタイムで確認できます。遅延状況や現在地も把握できるので非常に便利です。
おすすめ観光スポット
1. ゴールデンゲートブリッジ(Golden Gate Bridge)

基本情報
- 場所: Golden Gate Bridge, San Francisco, CA
- アクセス: 市内からバス(28番、30番など)で約30分
- 見どころ: サンフランシスコのシンボル的存在の赤い吊り橋
- 写真スポット: Battery Spencer、Fort Point、Baker Beach
朝日に照らされる橋の姿は特に美しく、早朝観光では人も少なく写真撮影に最適です。日本の明石海峡大橋に匹敵する壮大さで、様々な角度から眺めることができます。
2. フィッシャーマンズワーフ(Fisherman’s Wharf)

基本情報
- 場所: 505 Beach St, San Francisco, CA
- アクセス: F-Line電車、バスなど複数路線あり
- 見どころ: 港の雰囲気、海鮮料理レストラン、ショップ
- おすすめ: クラムチャウダー(貝のスープ)
早朝は店舗が開いていないため、静かな港町の雰囲気を楽しめます。朝の散歩やジョギングをする地元の人々の姿も見られ、観光客が少ない貴重な時間帯です。
3. チャイナタウン(Chinatown)

基本情報
- 場所: Grant Avenue & Bush Street
- アクセス: Powell駅から徒歩10分
- 見どころ: Dragon Gate(龍の門)、中国文化の雰囲気
- 特徴: 北米最古かつ最大のチャイナタウン
早朝はライトアップされたDragon Gateや静かな通りを散策できます。朝方の薄暗い時間帯は、独特の雰囲気を楽しめるタイミングです。
4. コイトタワー(Coit Tower)

基本情報
- 場所:1 Telegraph Hill Blvd, San Francisco, CA
- アクセス: 39番バスまたは徒歩(かなりの坂道)
- 見どころ: サンフランシスコ湾とベイブリッジの眺望
- 特徴: 丘の上にある白い塔状の建物
早朝は内部見学こそできませんが、周辺からの景色が格別です。特にベイブリッジ方面の眺めは、朝日が反射して美しい光景が広がります。
5. トランスアメリカ・ピラミッド(Transamerica Pyramid)

基本情報
- 場所: 600 Montgomery St, San Francisco, CA
- アクセス: Montgomery駅から徒歩5分
- 見どころ: 特徴的なピラミッド型の高層ビル
- 特徴: サンフランシスコのスカイラインを象徴する建物
早朝の薄暗い時間帯は、ビルのライトアップが残っていて幻想的な景観を楽しめます。地上付近のトラス構造や、高くなるにつれて細くなるデザインが印象的です。
朝型観光モデルコース
限られた時間を最大限に活用する、早朝に特化したモデルコースをご紹介します。
5:00〜7:00 ダウンタウン散策コース

- Powell駅(スタート地点)
- ホテルから出発
- チャイナタウン(5:15頃)
- Dragon Gateの撮影
- 早朝の静かな通りを散策
- トランスアメリカ・ピラミッド(5:30頃)
- ライトアップされた姿を鑑賞
- 周辺のオフィス街の朝の様子
- コイトタワー周辺(6:00頃)
- ベイブリッジ方面の眺望を楽しむ
- 野生動物(コヨーテなど)に注意
- 聖ペテロパウロ教会(6:30頃)
- 坂道と教会の風景を楽しむ
- 朝の光に照らされる建物の美しさ
- フィッシャーマンズワーフ(7:00頃)
- スターバックスで一休み
- 港の朝の風景を楽しむ
7:30〜9:30 ゴールデンゲートブリッジ散策コース

- フィッシャーマンズワーフからバス乗車(7:30頃)
- 28番または30番バスに乗車
- ゴールデンゲートブリッジ(8:00〜8:30)
- ビューポイントからの撮影
- 朝日に照らされる橋の景色
- バスでホテルに戻る(9:00頃)
- Clipperカードでバス・BARTを利用
- ホテルでチェックアウト(9:30頃)
- BARTで空港へ(10:00頃)
- 出発の2時間前には空港に到着する計画
乗継観光の注意点と対策

時間管理のポイント
- 余裕を持ったスケジュール: 空港到着から次のフライトまでの時間は最低でも8時間以上あると安心
- 空港への帰着時間: 国際線の場合、出発の最低2時間前には空港に戻る計画を
- 交通機関の運行時間確認: 特に早朝・深夜の移動では、事前に運行時間を確認
荷物の対策
- 受託手荷物: 早朝観光ならホテルのチェックアウトまで預ける
- 機内持ち込み: 観光に必要なものだけをデイパックに入れて身軽に
- コインロッカー: 空港や主要駅にあるロッカーの利用も検討($10〜25/日)
安全対策
- 貴重品管理: 特に早朝や夜間の観光時は、貴重品の管理に注意
- 地図の確認: 事前にオフライン地図をダウンロード、危険マップの確認
- 緊急連絡先: 在サンフランシスコ日本国総領事館の連絡先(電話: +1-415-780-6000)

特に早朝観光の注意点

- 野生動物: 公園や緑地ではコヨーテなどの野生動物に注意
- 営業時間: 多くの店舗・カフェは7:00以降のオープン
- 人通り: 早朝は人通りが少ないエリアもあるため、主要観光地周辺を歩くのが安心

スターバックスは朝5:30開店も!
まとめ:13時間の乗継でもサンフランシスコは十分楽しめる

サンフランシスコでの乗り継ぎ時間を利用した観光は、主要スポットを効率よく巡ることができ、非常におすすめです。特に早朝の静かな街並みや、観光客の少ない時間帯ならではの体験は、通常の観光では味わえないものです。
乗り継ぎ時間が8時間以上あれば、ホテルでの休息も含めて充実した観光が可能です。時間管理に気をつけて、サンフランシスコの魅力を存分に味わってください。
乗り継ぎ観光を楽しむ上で最も重要なのは、次の便に乗り遅れないこと。空港には余裕を持って戻ることで、安心して観光を楽しめます。ぜひ、乗り継ぎ時間を最大限に活用して、サンフランシスコの魅力を発見してください。
よくある質問
- QESTA(電子渡航認証)は乗り継ぎでも必要ですか?
- A
はい、アメリカの空港で乗り継ぎをする場合でも、必ずESTAの取得が必要です。取得は渡航の72時間前までに行いましょう。
- Q夜間到着の場合、ダウンタウンへの移動は安全ですか?
- A
BARTやタクシーを利用すれば比較的安全ですが、深夜のPowell駅周辺は注意が必要です。ホテルまでの道は事前に確認しておきましょう。
- Q早朝から営業しているカフェはありますか?
- A
スターバックスの一部店舗は早朝5:30頃から営業しています。フィッシャーマンズワーフ周辺のスターバックスがおすすめです。
- Qコイトタワーの展望台は早朝から入れますか?
- A
コイトタワーの内部は通常10:00オープンのため、早朝観光では内部見学はできません。しかし、外観や周辺からの眺望は24時間楽しめます。
コメント